素直な感情と歌の関係


昨日、ボイストレーニングを受けてくださった方から、


『自分の感情に素直に歌えるようになりたいです』


という要望をもらいました。

それってどういうことや、、、

自分の感情に素直に歌うってどういうことや。あんまり考えたことがなかったので考えてみました。


ライブ本番で歌う時は、

感情を押し付けても 感情に蓋をしても 感情を偽っても 感情に気づいていないフリをしても 歌には何か違和感が乗ってしまうような気がします。

当然、私も毎日いろんな感情を行き交い、全てが同居した心で生きているので、ああ、ここにはこういう感情がいるんだなあ。と把握しておく。でもそれらはすべて超えたところで 歌う すると、歌っている瞬間の自分の心の自由度が増えて、聞いてくれる方の心の自由度も増えて、結果的には自分の心をそのまま素直に見つめられるような感覚があります。


しかし練習の時、あとは自分のために歌うとき、感情を表現するための声色としての声はどうやってトレーニングするのか??

喜怒哀楽の中で、喜びと楽しみは掴みやすいですね、「やったー!!」とか「めっちゃ素敵や〜〜!」とか「おめでとう〜〜〜!!」とか相手に伝えやすい言葉と発声と体の感覚を蓄積できる。怒っている時とか悲しんでいる時の声の表現としては独り言の中で探しているかもしれないなあ。喧嘩している時とか悲しみに打ちひしがれている瞬間はそんな余裕もなく。「はあ?意味わからへんし」とか「泣きたいのはこっちや」とか「ちょっとくらい一人にしてほしいわ・・」とかちょっと冷静になって後からボソボソ言う成分を歌に活用するみたいな。。そういうイメージな気がします。そして、それらを自由に操れるように準備しておく、、というような感じでしょうか。



そして、感情と歌詞の関係については、これまた整理して考えたいところです。

いろんな状況に応じて捉えら方を変化させることができるような言葉なら、声色やメロディでその状況に合う歌にしていくというか、、

心の状態が手に取るようにわかる言葉は、淡々と歌うようにする。とか

もっと捉えどころのないように聞いてもらいたい場合は真逆に歌うとか。



素直 とはかけはなれたところに考えを及ばして、、しっかり捻くれてみて、


最終的にはしっかり心身をリラックスして無の境地で歌える状態にしておくと、


結果的には表現としての声色をコントロールできるのかな〜〜〜


ただ、これは意識の問題で技術とは言えないですね。


でも、私はこういうことを考えるのが趣味なんだな、と気づきました(笑)


そして、自然の中で対話したり、歌う練習をしていると、全部を滑らかに整えてもらえますから、余韻が心地よさで満ちて、いいですねー✨✨



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