命拾い

ここ最近、声のコントロールがどんどん悪くなってるような気がして(どうも自分にしかわからないっぽいですが)、声帯を診てもらってきました。マイクロスコープで声帯を画面で見ながら、、

「え”〜〜」と息まじりに言うと声帯が震えている映像。ポリープや結節は見当たらず。声帯は白く綺麗な状態。

「声帯が伸びきってべらべらしてますね 高音がコントロールしにくそうですね?」

「はい」

「職業病ですね、吸入でも薬でも治りません。専門的なアドバイスは東京や大阪や京都のボイスクリニックでしてもらってください」

「そうですか・・・」

結構絶望して、呼吸法とか発声法気をつけとったつもりやけどつもりやったなあ・・・もう私も終わりか、、、みんなが聞き苦しくならんうちに、さっと引き際を潔くするのがいいのかな、、いつ仕事として歌うのを辞めるのがいいんやろう、、、とか思って泣きながら帰ってきたのですが、声帯のことを調べに調べて色んな声帯の動画を見ていると、、エアロスミスのスティーブン・タイラーの声帯の動画にたどり着きました。(しかもライブ中の)息まじりの声とか低い声はべらべらしてたので、

あ、、なんや、、、一緒や、、と心底ほっとしました。

声のコントロールが悪くなってるのは、今年は3回ほど風邪をひいていつもよりだいぶ咳を頻繁にしたからだ、その上コタツで寝たりしてしまって声帯が乾燥したからだろう。という結論に至りました。咳をするのが声帯に一番傷をつけるのだ、日本語の発音とミックスボイスはとても喉を使うのだ、というのが今回の大きな学習。

声帯は粘膜なのでそれ自体では動けず、周りの多様な首回りの筋肉がサポートしています。今までずっと筋肉が頑張ってくれていて凝り固まっているのも大きい原因っぽかったので、ストレッチポールで首の筋肉をうねうねやるとだいぶ狙った声が出しやすくなりました。

声が出せて歌えるだで感謝やなあと思った本日。

練習しながら昨日とは違う涙。(笑)

大切に声を使おうと思い直した春分です。

聞いてくださる人に、今日が最後かもしれないという気持ちで丁寧に丁寧に歌を届けていこう、私のために、今日が最後かもしれないという気持ちで丁寧に丁寧に歌っていこう、それだけだなあ。

声帯にも詳しくなったし、、あ〜、、良かった。。


奥田さやか

うたうたい奥田さやかのホームページです。

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