おめでとうございます◎ 光のうつわ The Bowl of Light 出版1周年記念 ミュージックビデオ完成⭐️

NONKI BOOKS出版の作品でありニジノ絵本屋ファミリー本でもあるハワイ・モロカイ島に伝わる最も古くて大切なお話を伝える「光のうつわ」The Bowl of Light の出版一周年記念日の5月1日、作者のテライシマナさんが編集してくださったミュージックビデオを発表いただく運びとなりました。この歌は作品が生まれる過程にお供させていただいた旅の中の出会いから生まれたもので、大いなる不思議な流れの中で完成しました。2018年5月、2019年1月とモロカイ島で出会えた方々との歌を通じた交流を経て旅先で一節をつむぎ、帰国後マナさんの言葉を加えていただき、その後1年ほど歌ってようやく歌詞を固めたところ、出版記念日に向けた話し合いの過程で歌うシーンをたかしくんに撮影してもらうことになり、そしてできた3つの映像にマナさんがマナさんのお父様との英訳歌詞をつけて編集してくださいました。映像に写り込んでいる我が子が、完璧に物語や詞とリンクしてコロンと転がってくれる偶然の名演もあり、自分の人生に於いても大切な映像となりました。


ハワイの大切な文化として、「モオレロ」というものがあります。音そのもの、歌、抑揚、メロディ、語りを通じて、文字や文章ではなく全身全霊の口伝で、その家系の中で先祖代々親から子へと大切なことが伝えられていくというものです。

しかし、この光のうつわの物語を伝えていた一族の方々は、文字に残すことを選ばれました。そしてその書物は、ハワイ語から英訳、日本語訳にご尽力くださった方のおかげで、私達も読めるようになっています。書物に残すに至った経緯や、一族の方々の想いへも、ぜひ、こちらから探してたどり着いてみてください。

この「Tales from the Night Rainbow」という書物は全80ページ以上に渡り、物語の背景は深く広いものですので、私が歌った歌がそれを歪めてはならないし、自分自身もその物語の教えを常に思い出しながら歩んでいる道半ばです(本当に毎日毎日)。そしてそれはこのいのちが終わるまで続くものだと思います。その過程で都度この歌の捉え方も変化していくだろうと思います。

音源の発表にはまだ至りませんが、こちらの映像が現時点で天が与えてくれている表現なのかな、と感じています。私がモロカイ島で歌を通じての交流をできたのも、この映像の撮影場所であるここあん渡部万里子さん坂野知恵さん木津陽子さんに教えてもらった わらべうた が体に馴染んでいたからでもあり、ここで映像を収録できたことも大きなギフトでした。わらべうたの中にも、モオレロに通じるものがあるなと改めて感じています。


そしてそして。


ただいま、この作品をお求めの方にはスペシャルギフトがマナさんからプレゼントされますので、ぜひ受け取っていただきたいと思います。



さて。この物語に出会うまでの旅の経緯を記しておこうと思います。


高校時代、図書室で読んだ科学雑誌に『世界一星空が美しい山 ハワイ島のマウナケア』と書かれていて、いつか行きたいなあ・・と漠然と思っていた私は、時を経て2017年10月、一人でハワイに行きました。エアアジアの関空⇄ホノルル格安航空券が出るとのことで、最初で最後かもしれないからできるだけ多くの島を訪ねようと、オアフ島、マウイ島、ハワイ島、モロカイ島を巡りました。縁あってマウイ島でガイドをされているゆきさんをご紹介いただいたりして、ただただ浮かれて旅に出ました。その際、旅のお供に一冊本を持って行こうと思って鞄にしのばせたのが、東京のニジノ絵本屋さんにご紹介いただいたOHISAMA BOOKでした。そして、マウイ島ではゆきさん私にとって初となった、海外でのライブを企画してくれました。)に連れて行ってもらったハレアカラ(太陽の家という意味)山頂でOHISAMA BOOKを朗読したら、ゆきさんが感激して涙を流してくださったので、ああいつかマナさんとゆきさんが出会えたらいいなと思って日本へ帰ったのでした。

帰ってすぐ、2回目のハワイへ行きたいと思いました。ゆきさんとのメッセージのやりとりで、【いつ来る?】との問いに、できるだけ早く。と思い(なんでかわかりません)、チケットを探しました。なぜか一緒に行きたいと言ってくれる人があっという間に集まりました。2018年5月、2度目のハワイへ。道中自由にメンバーが入れ替わり、それぞれ行く島も別々になったり、ミッションも各々様々でした。マウイ島では総勢10名ほどになる瞬間もあった珍道中。やはりゆきさんに旅のコーディネート、ガイドをしていただき、ぴったりと必要な場所へ連れて行ってもらいました。マウイ島での2度目のライブではOHISAMA BOOKを無事ご紹介することができました。改めて、2度のライブをさせていただいたZen Island farmの綾子さんに感謝を。とても美しい空間とお料理でおもてなしいただきました。みなさんとても素晴らしい旅になったと今でも生き生きと思い出話に花が咲きます。旅は一人一人にストーリーがあり、みんなで行くと濃密度が増すので、面白いですね。

そのメンバーのお一人がマナさんです。初めてお会いした時に「モロカイ島のお話を本にしても良いかどうかを確認するために島に挨拶しに行きたい」と言ってたなあ。。と思い出して旅へお誘いしてみたのでした。そして、マナさんにこの「光のうつわ」の企画をご提案された平岡珠恵さん(たまちゃん)も一緒に来てくださいました。2017年の旅でモロカイ島の土地勘をなんとなく掴んでいた私は、なんとなく、島をご案内できるなと思いました。そして、モロカイ島在住の画家の山崎美弥子さんにお会いできたら素敵だな。と思い描いていました。そして、運良く美弥子さんにお会いすることが叶いました。


ここまでが、なんとなく私の意図があった旅、と言いますか、会いたい!とか行きたい!とかご紹介したい!という気持ちを現実にした旅でした。それは私の大きな糧になって、「白い羽」「太陽の記憶」という曲になりました。


その旅の続きはもはや私の意図、とは関係なく、導かれ、ついていくという感覚が増していきました。その内容は、


NONKI BOOKSのHPやマナさんが寄稿されている


雑誌「veggy」vol,63 2019年3月号

冊子「SERENDIP TRAVEL」

記事タイトル「源にふれる Light from Molokai」(92-99p)


を読んでいただくのが一番的確に、美しく伝わりますが、

一言で言うと、この作品を世に送り出すことへの祝福を受けるまでの道のりでした。

2019年1月、再びモロカイ島へ行きました。マナさんは本の試作品とご自身で育てた花々のドライフラワーをこれでもかというほど携え、現地の方々と一緒にその試作を味わうワークショップを毎日のように行いました。美弥子さんの神がかったコーディネートにより、実現されたしかるべき方々との交流の日々。一緒に旅をしたメンバーでワークショップに必要な本の準備を夜な夜なしました。とても楽しかった・・この本に出会えた方々がとても喜んでいらっしゃる様子も良くわかりました。


これが試作段階の本で、和綴じ製本や印字を自分でスタンプする工程をお手伝いさせてもらいました。なんどもするうちに、少しずつ物語が体に吸い込まれていくような体験でした。


そして、ワークショップの場や試作品を届ける場では私はお会いする現地の方々の前で、その時必要だと感じた歌の交換をする機会をたくさんいただきました。

島の伝統を歌い継ぐLONOさんとは SUKIYAKI(上を向いて歩こう) と ふるさと を

島のオープンウクレレレッスンの会場では Over the rainbow と あわフラ を(あわフラは、現地でたまちゃんが教えてくれた歌で、たまちゃんは一緒に踊りを踊ってくれました)

島の何か所かの保育園や小学校では ナカナカホイ (わらべうた で、中と外 の手遊びです。ハワイ語での中と外を教えてもらってハワイ語バージョンでも遊びました。お返しに、キラキラ星を日本語で歌って下さったなあ…) と 赤とんぼ を

島のクム(師)に出会った時や ヘイアウ(島の方にとって大切な儀式やお祈りの場)では あわうた を

Tales from the Night Rainbow の著者の末裔の方に出会った時には 浜辺の歌 を


それが、光のうつわ という物語の モオレロを モロカイ島その地で受けることができたことに対する私のできる限りのお供えだったのかな、、と今になって感じます。


一緒に行った旅のメンバーのヒデさんは、法螺貝の音色をモロカイ島のいろんな自然に向けて奉納されていたな。モロカイ旅の最終日は、年に一度の「マカヒキ」という、島の伝統的な儀式が今も残る運動会のようなお祭りのような場に偶然立ち会えたのですが、その場でのお供え物もたまちゃんとマナさんが日本から持ってこられたものがピタリとそのために持ってきたかのように捧げられました。

旅の途中、たくさんの虹をみんなで見て、良いサインを都度受け取り、島を後にしました。


帰国後、マナさんは出版準備に取り掛かり、無事、令和の時代が始まるとともに世に放たれました。




どうでしょう・・・

話は伝わったのか、散らかったのか、もはやわからないですが(汗)今書けることを書いてみました。しかしまだ道半ば、旅は続きそうな気配があります。




最後に、光のうつわ の歌詞 を。


それはそれはとても小さな灯で

それはそれはとても静かに でも 確かに受け継がれてきた

花びらの上を転がる 朝露の雫の中

今にも溢れ落ちそうな あなたの瞳に浮かぶ涙の中

ああ こうして触れるだけで何かがほどけて行く

ああ かたくなに閉じていた私のたましいの花

知らぬ間に抱えてきた 冷たく重い石の中に

逃げ場をなくした気持ちがさまよってる 哀しかったよね 傷付け合って

ああ あなただけができるの 手放してしまいましょう

ああ そこに現れるのは 生まれたままの光

ああ なんと呼べばいいだろう 何もかもを超えていけるの

ああ ただ愛が満ちて行く 輝く光の器

虹色に 輝く 光の器

それはそれは とても小さな灯で 遥か遥か時を超えて 今あなたへつながる

それはそれは とても静かに そう 確かに 受け継がれて行く






あ・・ちなみに、


ひうたさんとニジノ絵本屋のアヤさんが出会い、アヤさんが読み聞かせをすることになった初めてのパフォーマーデビューのライブに合わせ「Night Rainbow」というインストがができ、その後歌詞をつけさせてもらって初めてハワイへ行く前の2017年の初め頃には歌ができていたこともまた不思議な偶然の一致なのですが、これもまたそろそろ聞いていただけるかもしれません。発表の予定は未定ですが、たかしくんの力を借りて音源が仕上がっております。。ふふふ。。









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