塩作り
昨日、島根県大田市静間にある「静間ふるさと交流倶楽部」塩作り体験道場にて、縄文時代に行われていたであろう藻塩作りを見学させていただいたり、お塩にまつわる大切なお話を沢山うかがいました。25年前から山村留学を始められ、こどもたちに塩作りを通して生きる智恵を伝えられています。
瓶に海水を汲み、その中に海藻を浸しては天日干しにし、瓶の中の水の塩分濃度を上げて行き、その海水を大きな窯で薪をくべて熱して熱して。天日干しにした海藻を煮出した煮汁を混ぜてさらに熱する。そうやってできた結晶を乾燥させて完成。
全行程で7〜10日かかるそうです。とても手間がかかります。
その工房には、海水を沸かす窯から海のミネラルが豊富に含まれた湯気が立ちこめているので、、、スタッフの皆さん、ほっぺや腕がすっべすべのつやつやでした。この藻塩には、Nacl では 表せない ミネラル成分が約120種類入っているそうです。自然塩だからこそです。
心身にとってとても大切な塩。体験を通じて身にしみる感覚っていうのはすごい。これは子供達にとっては一生に残る財産だろうなあと感じました。そこにいる大人がきらきらと真剣。かっこいい。
智恵の詰まった時間って、全身で、おいしいのだなと思います。
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